チューリップテーブルのクエリと集計
  • 01 Nov 2022
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チューリップテーブルのクエリと集計


Article Summary

目的

Tulipのテーブルにクエリを発行し、Tulip Appsからアクセス可能な集計を構築する方法を学びます。

この記事では、次のことを学びます。

  • テーブルクエリの機能
  • クエリーと集計の作成方法
  • アプリでクエリと集計を使用する方法

Table QueriesとTable Aggregationの概要

Table QueriesとTable Aggregationsを使うと、App内でTulip Tablesのクエリーと動的なフィルタリングを行うことができます。

今回は、以下のような10行のTable ofOrdersを参照します。

右上にQueriesと Aggregationsというボタンがあります。Queries」をクリックして、新しいクエリーを追加してください。

次の例では、フィルターを使用して、出荷されていないレコードのみを返します。

集計は、クエリの上に追加され、クエリのようにテーブルレベルで構築されます。新しい集計を作成するには、「Aggregations」をクリックします。

次の例では、テーブルフィールド「商品数量」を集計します。

クエリオプション

フィルタ

特定のカラム、または複数のカラムを、静的値またはアプリ入力と比較して、レコードをフィルタリングします。

比較オプションの例は以下の通り。

  • equal / does not equal
  • ヌルである/ヌルでない
  • 含む / 含まない
  • で始まる / で始まらない
  • で終わる / で終わらない
  • である / でない
  • より大きいか等しい / より小さいか等しい
  • が後かatか / が前かatか

Static Valueはクエリ構築時に静的に設定されますが、App Inputはアプリ本体で設定されます。App Inputは、設定することができる。

  • 変数
  • Static Value(静的値
  • アプリ情報
  • チューリップテーブルのレコード

テーブルクエリでCreated Atと Updated Atフィールドを使用できるようになりました。

ソート

ソートオプションを設定することで、レコードの表示をカスタマイズできます。例としては以下の通りです。

  • AからZ / ZからA
  • 0から9 / 9から0

リミット

制限を設定することで、クエリから返されるレコードの量に制限を設けることができます。

Filter、Sort、Limitのオプションを設定してクエリを設定した後、Testをクリックすると、テーブル上でクエリをテストすることができます。これは、クエリがアプリで返す結果をシミュレートするものです。

集計オプション

集計は、クエリの上位に実行される要約値であり、特定のカラムに対して以下の値のいずれかを計算することができます。

  • 平均値
  • カウント
  • 最大値
  • 最小値
  • モード
  • 合計
  • 一意な値

アプリでクエリーと集計を使う

アプリにクエリを追加する

アプリにクエリーを追加するには、まず、Records Tabをクリックし、+Add Tableをクリックして、Appにテーブルを追加します。次に、[Query]をクリックします。

表示されるモーダルで、クエリにQuery Nameを与え、該当する場合は、フィルターに関連するApp Inputを設定します。この例では、「Products Not Shipped(出荷されていない製品)」というクエリを参照してください。

アプリにクエリが設定されたので、インタラクティブ・テーブルを埋め込み、クエリになるデータソースを選択します。

埋め込みテーブルには、クエリの結果が表示されます。この例では、**'Shipped' equals 'No'**というフィルターを満たすレコードが3件返されています。

アプリに集計を追加する

Appへのクエリの追加と同様に、「+Add Aggregation」をクリックして集計を追加し、「Aggregation Name」を割り当てます。

この例では、未出荷のRecordのみを返すクエリに対して、Total Qty Products OrderedというAggregationを実行します。このため、Aggregations nameはQuantity of Products to be Shippedとなっています。

アプリに集計を埋め込むには、アプリにVariableをドロップし、Datasource-Tulip Table Aggregationを選択します。次に、アプリに集計を追加する際に設定した「集計名」を選択します。

この例では、出荷が必要なレコードを返すクエリの上で、商品数量の集計が実行されました。これにより、合計17件が返されます。

アプリのロジックで集計を使用する

集計を使用すると、集計の値を中心にアプリのロジックを構築することができます。以下の例をご覧ください。

Single NumberTulip Analyticsは、現在アプリからアクセスできないため、アプリロジックで直接利用することはできませんのでご注意ください。クエリから集計を実行することで**、**この値をターゲットにすることができ、この値を中心にアプリロジックを構築することができます。


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